看護師のストレス問題

仕事をしている上で連日の厳しいハードワーク、複雑な人間関係などから大きなストレスを感じるというのは、他人の心身のケアを行う看護師も例外ではありません。
ストレスの原因はもちろん多々あります。ドクター・ハラスメント、セクシュアル・ハラスメント、マタニティ・ハラスメントといった医師や看護師仲間などからの職場全体の中での精神的・肉体的嫌がらせ、モンスター・ペイシェントと呼ばれる悪どいクレーマー患者など、その幅は多岐に渡りますから。それに加えた毎日の長時間労働と責任感の多い現場で、一度でも「辞めたい!」と思わない方が不思議なくらいなのだというほどだといいます。
そんな看護師達のストレス発散方法も人それぞれ。一番多いのが喫煙や飲酒なのだとか。愚痴って解決をしたいトコですが誰が聞いてるか分からないし、カラオケ大会やギャンブルをしたりといった遊びで解決するには時間が足りない彼女達にとっては、パパッと、しかも1人ででも出来る喫煙と飲酒はもってこいなのかもしれませんね。
でも他人の健康を守っている彼女達が一番不健康なストレス発散をしてる、というのは何とも残念な結果です。
せっかく医療に携わっているのですから、その知識を活かしたストレス発散を行えると1番良いのではないかと思います。医学にも西洋医学や東洋医学などもあり、それらを細分化するとハーブ療法やアーユルヴェーダなどもあります。詳細>>
身につけた知識で、自身を癒せるようになるといいですね。

さて、ストレスというのは、心の病気の中で誰もが陥りやすい最も身近なSOSサイン。「あ~、何か最近疲れてるぅ」と気付く程になっている頃には、もはやその不調は限界に近い状態になっている事が多々あります。
しかし、ストレスを溜めてしまう人というのは、その発散方法を知らなかったり、一番多いのは生真面目な性格が縁してしまったが為に、という方が多いようです。
仕事も人間関係も、真面目に全部頑張りすぎて全て抱え込んでしまうのが原因だといえるでしょう。
逆にストレス発散が上手な人というのは、いい意味で“適当”な事が出来る方。仕事が真面目な事は素晴らしいのですが、勤務時間全てをフルパワーで頑張るのは疲れを溜めやすいので、適度に息抜きをする事が大事。移動時間や休憩時間まで表情や姿勢に力を入れずに、ちょっとくらいなら隙を見せても大丈夫なのです。
しかも、この適度な隙がある事で、患者にも厳しいだけじゃない姿を見せる事が出来ます。いつでもキビキビ動くのはいい事ですが、そのせいで「あの看護師さん近づきにくい」と思われたのでは元も子もありません。
ストレスを溜めない為にも、患者に嫌われない為にも、仕事は頑張りすぎない事が大切です。